米国の日刊紙 USA Today に、Legacies of War CEO/米日リーダーシップ・プログラムのデリゲート(USJLP 2025, 2026)であるセラ・クーラブダラ氏の力強いエッセイが掲載されました。国際平和デーを記念して発表された本稿は、広島平和記念資料館の訪問と、被爆者であり平和活動家でもある近藤紘子氏との深く心を動かされる対話に基づいています。
クーラブダラ氏は、広島の永続する遺産と、東南アジアにおける戦争の影響や現代の国際紛争を結び付けながら、日本が国際的な平和構築と軍縮において果たす重要な役割を強調しています。ラオス系アメリカ人としての視点から、真の平和とは外交条約を超え、人道的復興、環境再生、そして未来の被害を防ぐための揺るぎない道義的責任を伴うものであると力強く訴えています。「このエッセイは、私を永遠に変えた瞬間から生まれました。広島で紘子さんの語りを聞き、痛みと希望が今なお響くその地に立った時のことです。その体験、そしてUSJLPの仲間との深い対話は、この文章だけでなく私自身の使命感を形づくりました。ラオス系アメリカ人でありLegacies of WarのCEOとして、私は今も紛争の影の中で生きる人々の物語を背負っています。平和について語るだけでなく、共に築き上げる場であるUSJLPの一員であることを誇りに思います。日米両国のリーダーと共に、戦争の遺産に立ち向かい、癒しと正義、そして持続的な平和に根差した未来を築いていきたいと願っています。」
クーラブダラ氏のエッセイは、心に迫る追悼であると同時に、行動への緊急の呼びかけでもあります。平和とは単なる戦争後の静けさではなく、私たちが何度でも選び取り続けなければならない「積極的な選択」であることを読者に問いかけています。
記事(英文)は USA Today にてご覧ください →
2025/09/30