米日財団代表理事のジェイコブ・M・スレシンジャー氏が、CNNおよびForeign Policy誌の取材を受け、高市早苗首相のリーダーシップと今後の日米関係について専門的見解を示しました。
Foreign Policy誌(10月21日掲載)では、高市首相の政治的アイデンティティと対米外交への姿勢について分析し、「高市氏は、トランプ氏との関係構築で金字塔を打ち立てた安倍晋三元首相の後継者として自らを位置づけています」と述べました。そのうえで、「彼女にとって重要なのは、政策を継承することだけでなく、気まぐれな大統領を魅了する安倍氏の手腕をいかに再現できるかです。性別という新しい要素がこの関係にどのように作用するか、注目されます」とコメントしています。
CNN(10月27日放送)では、高市首相とドナルド・トランプ米大統領の初会談について「非常に重要な節目であり、結果次第ではプラスにもマイナスにもなり得る」と評価しました。高市政権が安倍路線を継続しつつ、ワシントンとの関係を強化する姿勢を示す一方で、スレシンジャー氏は現政権が直面する課題も指摘。「安倍氏は両院で安定多数を握り、強固な権力基盤を持っていました。これに対し、高市首相は現在、非常に弱い少数与党の立場にあります。トランプ大統領が望む大胆な政策を打ち出したとしても、それを実行できるかは不透明です」と述べました。
Foreign Policy誌の記事全文(英文)はこちらからお読みいただけます。https://foreignpolicy.com/2025/10/21/japan-elections-prime-minister-conservative-takaichi/.
CNNインタビューの映像はこちらからご覧ください。https://video.snapstream.net/Play/3aIKusK8YZEokECuvQ2TLC?accessToken=mzjijg9r9oso.
2025/10/31