プレスリリース
米日財団 新グラントディレクター就任
2018年8月1日 米日財団は、ダニエル・M・タニ氏を財団の新グラントディレクターとして迎えた。タニ氏は、米国と日本における助成事業を、日米教育、コミュニケーション/世論、日米政策研究の分野における日米専門家との定期的な関わりを含めた管理をする。タニ氏はニューヨークを拠点とし、アメリカ国内と日本を含めた助成事業を監督し、新プロジェクトの支援を検討する。さらに、財団のElgin Heinz Outstanding Teacher Awardも担当。
米日財団(USJF)との関係は、タニ氏が、財団が主催する日米リーダーシッププログラムのメンバーに選ばれた2002年に遡る。デリゲートとして参加した後、プログラムの執行委員会のメンバーとして貢献し、その後、財団の理事に招聘される。
タニ氏は、2016年から2018年まで、日本にあるアメリカンスクール(ASIJ)で中学校および高等学校の科学技術とデザインを教える。ASIJ以前は、ワシントンDC外にある航空宇宙関連業者Orbital ATKでマネージャーを務める。キャリアの大半は、米航空宇宙局(NASA)の、ジョンソン宇宙センター(JSC)での宇宙飛行士としてのものである。宇宙飛行士の任期中、国際宇宙ステーション(ISS)への2回の宇宙ミッションに参加し、合計132日間の宇宙飛行を行い、6回の宇宙遊泳を行った。
シカゴ出身で日系米国人3世のタニ氏は、第二次世界大戦中に高速された両親の子息として、日米関係にユニークな視点をもたらすだろう。
マサチューセッツ工科大学(MIT)から機械工学学士号及び修士号を取得。妻と3人の子供がいる。
同氏は、豊富なリーダーシップ経験、戦略性、対人関係能力、人間力などを財団にもたらすことになる。ダン氏は「財団での新しいポジションは、宇宙・航空から遠ざかりつつ、日米関係の発展と強化に専門的かつ個人としての関心を傾注していくことになる」と語った。
理事長のジョージ・R・パッカード(Dr. George R. Packard)は、「米日財団のチームにダンを歓迎でき、とても嬉しく思う。ダンは助成金事業に新たな戦略性と視点をもたらすだろう。ダンと関わるスタッフや助成関係者にとって、影響力のあるロールモデルとなるでしょう。
1980年に米国法に基づいて設立された米日財団は、日本造船産業財団(現日本財団)から100億円(当時約44.8百万ドル)の助成金を得て設立された
米日財団は、米国と日本の人々の相互利益に特化した民間独立アメリカ唯一の助成基金である。米日財団は、相互の知識と教育を促進するプロジェクトを支援し、理解を深め、効果的なコミュニケーションのチャネルを作り、ますます相互依存する世界で共通の課題に取り組むことで、アメリカ人と日本人のより強い絆を実現することにコミットしている。
米日財団は、大学前教育、コミュニケーション/世論、日米政策研究の分野で助成金を提供し、日米リーダーシッププログラムを独自に運営している。