デビッド・H・スレイター
コミュニケーション・マネジャー
米日財団のコミュニケーション・マネージャーを務める。シカゴ大学で博士号を取得、上智大学で文化人類学と日本研究の教授でもある。東京大学、早稲田大学、法政大学でも教鞭をとり、コロンビア大学客員研究員も務めた経験も持つ。
学術書、一般書ともに幅広い著書がある。主な著書に『Social Class in Contemporary Japan: Structures, Sorting and Strategies』(Routledge, 2009)、『Japan Copes with Calamity: Ethnographies of the Earthquake, Tsunami and Nuclear Disaster of March 2011』(Peter Lang, 2013)、最近では『Alternative Politics in Contemporary Japan: New Directions in Social Movements』(University of Hawaii, 2024)がある。ハーバード大学、プリンストン大学、カリフォルに大学バークレー校、オックスフォード大学、ロンドン大学SOAS、オーストラリア国立大学、東京大学などで世界的に研究発表を行っている他、現在、「Asia-Pacific Journal: Japan Focus」の編集委員も務めている。
スレイターは、国家、社会、文化の関係について教育および研究を行っており、日本のバブル期における若者文化と労働について多量の研究を行ってきた。2011年の東日本大震災後は、東北で支援・研究グループを組織し、日本最大のオープンソースのオーラル・ナラティブ・アーカイブを作成。2017年以降、スレイターは関東地方の移民・難民の支援と研究に注力し、日本が労働市場の縮小に直面する中、難民申請と法的統合を支援している。この研究内容はRefugee Voices Japanに掲載されている。
比較文学の教授であり作家でもある妻のアン・タシ・スレイターとともに東京に住んでいる。