米日財団新理事長就任のお知らせ

2019年9月30日 最新ニュース

プレスリリース

米日財団新理事長就任のお知らせ

2019年9月26日、ニューヨーク - 米日財団よりジェームズ・T・ユーラック博士の新理事長任命を発表。ユーラック氏は、ジョージ・R・パッカードの後任として1980年の財団設立以来、五代目の理事長となる。

ユーラック氏は、財団の理事長として、財団の使命と、管理・総務、戦略的計画、日米における助成金事業、及び日米リーダーシッププログラムの監督を含む財団の組織運営のすべてに責任を負う。

ユーラック氏は、教育者、学者、学芸員、文化的外交といった様々な役割を務めてきた。スミソニアンでは、美術館の既に傑出した日本の美術品の大幅な拡大を指揮し、展示会、プログラム、スタッフ教育のための財務基盤を進めてきた。彼は日本の文化庁や国際交流基金、公的・民間の日本の美術館、及び様々な企業と密接に関わり仕事を行った。

クリーブランド美術館、イェール大学アートギャラリー、及びシカゴ美術館で日本美術のキューレーターとしてのポジション、その後、ワシントンDCのスミソニアン協会のフリーアーギャラリーオブアート及びアーサーM.サックラーギャラリーの日本美術キューレーター兼上級管理者を25年間にわたり歴任した。

日本美術への造詣が深まる以前から、彼の日本での豊富な経験は始まる。1970年代と1980年代初め京都教区のいくつかのローマ教会で司祭として、また京都における市のサービスセンターのディレクターとしての任務を果たした。また、日本でのキャリアに挑むアメリカ人神学生のために一連のカルチャーイマ―ジョントレーニング課程を開発した。

同氏は、数多くの著名な賞やフェローシップの受賞者であり、とりわけ、文化交流の分野における日米二国間関係の強化における際立った功績に対して、2010年に日本政府から『旭日小綬章』を授与される。

米日財団会長のジェームズ・W・リントット氏は同氏について次のように述べた。「私たちは米日財団にジム・ユーラック博士を迎えることを誇りに思い、大変嬉しく思います。ジムが私たちの組織と日米における事業に新しい戦略と焦点をもたらすことを確信しています。ジムの豊かな経験・リーダーシップ・戦略的視点、対人関係、及びフィランソロピーへの展望は財団の活動を明らかに前進させてくれるでしょう。」