2024年1月


Maureen and Mike Mansfield Foundation

「モーリーン・マンスフィールド女性エンパワーメント・シリーズ–日本-韓国-米国リーダーシップ」
これは、民主的ガバナンスにおける女性の役割を強化し、日本、韓国、米国の公職における女性の地位を強化することを目的としており、市民社会のリーダー、学者、専門家、ビジネス専門家の3カ国の女性が集まり、仮想および対面での対話を通じて、課題を特定し、ベストプラクティスを共有し、意思決定の役割における女性の地位を高めることを目指す。
ワシントンDC, $70,000


Center for Independent Documentary

「ダイヤモンド外交」
映画監督のユリコ・ガモウ・ローマー(『ミセス・ジュウドウ』)が、日本におけるアメリカ野球の150年の歴史と、野球が両国の関係をどのように形作ってきたかを語る決定的なドキュメンタリーを制作している。この映画は2025年の公開に間に合うように完成する予定で、日本人選手として初めて米国野球殿堂入りを果たすであろう鈴木イチローの殿堂入りのタイミングと重なることになる。
カリフォルニア州サンフランシスコ $60,000


UBU41 FILM, LLC

「Row Don’t Drift 」
「Row Don’t Drift」と題されたこのドキュメンタリーは、徴兵を拒否した日系アメリカ人農民の物語にスポットライトを当て、その結果、彼とその仲間の抵抗者が「カタリナ連邦名誉キャンプ」という婉曲的な名称の収容所で重労働を強いられることになる。強制収容されたり、第二次世界大戦で戦った日系アメリカ人の話はよく知られているが、この映画は、歴史家からはほとんど注目されなかった徴兵忌避者の物語に光を当てている。
カリフォルニア州マーセド $66,500


Light Industry Cinema Projects

「日本の江戸アヴァンギャルドを探る」アート・カリキュラム・イニシアティブ」
リンダ・ホーグランドは2019年、江戸時代の絵師たちが西洋の「モダンアート」に与えた影響についてのドキュメンタリーを公開し、その成功により、スミソニアン博物館と共同で、小中高学生向けのアート・カリキュラム「日本の江戸アヴァンギャルドを探る」が作られた。本プロジェクトはこれを広く促進し、米国における日本の文化遺産の歴史に対する意識を高めるため「江戸に触発された」全国学生アートコンクールを新設する。
ニューヨーク州ニューヨーク $60,000


PRX “The World”

「日本特集(Dedicated Coverage of Japan)」
PRXとGBHの「The World」は、本公共ラジオ局で最も長く続いているグローバルニュース番組。本プロジェクトは、日本を対象とする特定のテーマについて、焦点を絞った詳細レポートを一年間にわたり行うために充当され、テーマは、米日財団が関心を寄せているトピックと重複する場合もある。これにより、「The World」特派員が現地の学生ジャーナリストの育成に力を入れる「Global Classroom」プログラムを日本においても拡大することが可能となる。
マサチューセッツ州ケンブリッジ $80,000


Center for International Private Enterprise

「民間セクターの関与による日米民主的パートナーシップの強化」
アジア新興市場における透明性と説明責任ある市場のためのルールを促進・実施するための一連のベストプラクティスを考案する上で、日米のビジネス界のより緊密な連携を促進する。米日財団と共同で、ビジネスリーダーや政策立案者に推進される調査、円卓会議、報告書を通じて行われる。
ワシントンDC $99,785


Together for Girls/Brave Movement

「Child Sexual Abuse Survivors G7 Call to Action」
日本が子供の性的虐待に関する法律と保護を強化し、米国やG7の規範により沿ったものとなるよう支援することを目的とし、児童擁護センターやサバイバー委員会の設立等も目標とする。国際刑事警察機構(インターポール)の児童犯罪の元責任者であるロバート・シリングは、同意年齢、時効、児童ポルノなどの諸課題に関連する法を見直すために協力できる政府、国会、民間関係者と協議しつつある。
ワシントンDC $65,900


Asia Society Policy Institute

「日米同盟の防衛」
これは、日米同盟関係をめぐる極めて重要な問題である「米国政治で孤立主義が高まる中、それが生き残ることができるかどうか」に有意義な影響を与える可能性を探り精査する助成プロフジェクト。効果的なメッセージを策定することにより、議会議員とその有権者を特定してターゲットにする実用的な青写真を考え出すことが目標である。
作成することが目標となる。
ワシントンDC $25,000


Peace Winds America

「能登半島震災への支援と復興」
能登半島地震被災地の復旧・救援活動に合計5万ドルを寄付することを目的として、USJLPネットワークとより広義の日米コミュニティへのマッチング・グラント・チャレンジとして、ピースウィンズ・アメリカに25,000ドルを拠出することとした。この記事起稿時点で、GlobalGivingページでは目標額の25,000ドルを達成し、目標の100%を超えた。
ワシントンDC 25,000ドル


Densho

「歴史の架け橋、エンゲージメントの強化:日本語への取り組み」
Denshoは30年にわたり、日系アメリカ人のコミュニティーの歴史を保存し、その歴史的背景を提供するデジタルプラットフォームを運営してきた。日本での活動への関心が急速に高まっており、このプロジェクトは、諸作品の日本語への翻訳と日本の視聴者に向けた新しいコンテンツの作成を加速させるものとなる。
ワシントン州シアトル $40,000


Epistimi Inc.

“STEM分野の女性のための日米協働リーダーシッププログラム”
日米の若手女性(STEM博士号取得者またはSTEM博士課程在籍者)を対象に、大学のSTEMプログラムで必須とされていないリーダーシップ力のトレーニングを提供する。都内での夏季集中ワークショップの後、毎月オンラインミーティングを行ない、参加者が将来Epistimiのプログラムを共同で教える機会も提供する。本プロジェクトで得られた知見は今後のEpistimiワークショップの改善・最適化に用いる。
マサチューセッツ州アンドーバー $51,000


VIA/Volunteers in Asia

「日米ガールズコラボラティブ」
日米高校生による対面とオンラインでソーシャル・イノベーション・プロジェクトに取り組むための女子学生だけのプロジェクト。最も優れた提案をしたチームには、プロジェクトを実施するためのミニ助成金が贈られる.
カリフォルニア州パロアルト $69,228


Japan Society

「ジャパン・ソサエティ・スクール・パートナーシップ(JSSP)」
「ニューヨーク市の低所得層向け学校に、日本に焦点を当てた、芸術、文化の豊かさ、教師のためのリソースを提供する学生プログラムの拡大」
ニューヨーク州ニューヨーク $50,000


BEYOND Tomorrow

「米国サマープログラム2024」
2024年夏、日本の大学生10名がニューヨークとワシントンDCに1週間滞在し、国際機関、シンクタンク、NPO、地域団体などを訪問する。本プログラムは、ひとり親家庭や養護施設で生活している、または公的支援を受けており、将来のグローバルリーダーとしての可能性を示している学生を対象としている。
東京、日本 $33,081


Edible Schoolyard Japan

「日米食教育リーダー研修・交流事業」
著名なシェフであるアリス・ウォーターズが米国で開始した、高い評価を受けているグローバルプログラムであるESYの日本での基盤拡大すること、大きな需要がある小規模で緩やかなネットワークに、より存在感を与える計画。公立学校を6校から100校に拡大し、生徒数を1,100人から10,000人に増やすことを目標とし、想いを同じくする教師と緊密に連携しながら教員ネットワークを構築し、公立学校カリキュラムに加える。
東京、日本 $28,050


Table for Two USA

「ナリッシング・フューチャーズ(健康的な未来へ) — 日本発の「食育」を米国のより健康なコミュニティに共有」
「食育」を通じて肥満や不健康な食生活に立ち向かう日本の取り組みに啓発され、同様の課題に直面している米国の学校で食育を提供し、より健康的な社会を構築することを目的とする。この取組みは、新たに開始する「日本型食育パートナーシップ・プログラム」を通じて拡大し、全米にパートナー講師を育成することで、TFTが沿岸部の大都市をベースとしつつ全米各地の地域にも拡大することを目指している。
ニューヨーク州ニューヨーク $56,579


National Association of Japan-America Societies (NAJAS)

「美術史の未来:日本の伝統美術のデジタルレプリカ」
NAJASの既存のキュレータートークシリーズにひねりを加え、オリジナル美術の正確なデジタルレプリカを生み出すことに焦点を当てて2年目を迎える。デジタルレプリカはキヤノンのTsuzuriのアーカイブから引き出され、新NAJASシリーズは、より多くのアメリカ人に日本美術に触れる機会を増やし、保存と再現に対するTsuzuriのアプローチの効果を広め、また、デジタルアートの開催者を、地元の日米協会の中から選ぶコンテストも実施する。これらのイベントのインパクトを広める方法も開発することになる。
ワシントンDC $61,380


Hinoki Foundation

「Hinoki Online Talk::PILOT(言語教育・文化交流)」
小3年生から高校生までのアメリカ人生徒と日本の教師がペアを組み、生徒及び教育学を専攻する日本人大学生である教師双方を研修する。教師には実習証明書が授与され、後に米国訪問とホームステイの一環として、生徒と直接会う機会が与えられる。本プロジェクトは、特に社会経済的に恵まれず、日本文化に触れる機会が少ないデトロイト周辺の児童生徒を対象としている。そのため、多様性スキルを求めるミシガン州の約500の日系企業への就職に役立つ可能性もある。
ミシガン州イプシランティ $6,000


Sumter County Georgia School District

「Hinoki Online Talk::PILOT(言語教育・文化交流)」
「サムターカウンティ―と三好市交流」
35年の歴史を持つジョージア州のサムターカウンティ―と広島県内の三好市甲奴町との姉妹都市関係。この地域は経済的チャレンジが多く、交流プログラムに参加する学生のほとんどは、家族の中で最初にパスポートを取得し、飛行機に最初に乗る人もいる。本プログラムは同カウンティ―内にあるPlains出身のジミー・カーター元大統領によって、日米親善の象徴として立ち上げられ、ロザリン・カーターと彼は、このプログラムに長年携わってきた。
ジョージア州アメリカス $25,000


Woodland Hills High School

「日本でのウルヴァリン、2024年」
ウッドランドヒルズ高校はタイトル1のパブリックスクールの学区であり、で、本助成により、ウッドランドヒルズInternational Studies Clubが、奨学金の提供や参加費、交通費、食費の負担をすることで、本来渡航できない可能性のある学生の経済的負担を軽減し、6都市、10日間の日本訪問を可能にし、国内外での日本文化の学習・理解の一助とする。
ペンシルベニア州ピッツバーグ 20,000ドル


Elk Grove High School

「日本留学プログラム」
イリノイ州エルクグローブビレッジのエルクグローブ高校と栃木県足利市との毎年恒例の交換プログラム。交換留学は33年にわたり行われているが、低所得家庭の学生が参加できるようにしたい想いから、初めて助成金に応募することになった。学校の生徒の半数近くがラテン系、多くが移民で、半数近くの学校が無料給食の対象となっており、本助成金により、低所得の学生4人が交換プログラムに参加することが可能となる。
イリノイ州エルクグローブ $10,000


Students of Service (SOS)

「熊本姉妹都市への学生アンバサダー」
これは、テキサス州サンアントニオに拠点を置く非営利団体によって運営されている、プログラムに参加するために経済的サポートを必要とする大都市圏の学生を対象とした高校交換プログラムである。2014年の設立以来、中国、韓国、日本、ドイツ、スペインへの旅行を実施。本助成金は、サンアントニオの姉妹都市である熊本市を訪問するための初めてのパスポート申請の支援を含む、低所得家庭の学生のための15の「旅行奨学金」をカバーする。旅行に先立ち、集中的な言語と文化のトレーニングコースが開催される。
テキサス州サンアントニオ $ 25,000


Kizuna Across Cultures

「グローバル・クラスメート及びそのコミュニティ拡大」
支援を通じて、現在も成長中の日米高校生のバーチャル交流プログラム「グローバル・クラスメート」を78校の2,200人の高校生(各国の約半数ずつ)に提供する。今年の新たな焦点として、DEIテーマをディスカッショントピックに取り上げる。更にアラムナイを支援し続けるために立ち上げたグローバルクラスメートコミュニティを通じて、例えば日米リーダーシップ会議のような他のネットワークをモデルに、メンタリングの要素などを取り入れ、支援活動の強化を図る。
ワシントンDC $24,420


2023年

National Bureau of Asian Research (NBR)

「混乱の時代におけるレジリエンスの実現」
日米両国が、経済・技術の発展、サプライチェーンへの依存、中国など悪意ある主体による脅威など、重要セクターの混乱リスクにどのように対応しているかを分析するプロジェクト。NBRは、日本の慶應義塾大学戦略構想センターと連携し、ビジネスや政策立案者への提言をまとめた報告書を作成する。
ワシントンDC 63,425ドル


東京大学-バージニア・コモンウェルス大学

「Coral Conservation Together -日米 STEAM 教育プログラム」
東京大学DLXデザインラボとバージニア大学の専門家からなる共同研究チームが、高校生を対象とした包括的かつ革新的な教育プログラム-DLXデザインラボが開発中のサンゴ礁養殖システムとアプリによって促進され、教室でサンゴを育てることを通じて次世代に対する環境意識を高めることを目指す。
東京/バージニア州リッチモンド 11,908,336円


USJETプログラム・アラムナイ・アソシエーション

「JETプログラム卒業生ネットワークへの関与を深める」
USJETアラムナイ・アソシエーション(AA)は、過去36年間にJETプログラムに参加した約4万人の米国人ネットワークを強化するためにJETコミュニティを支援するための、専門的で強い意思を持つ組織として2015年に設立された。本企画は2年間にわたり事務局がJET卒業生のコミュニティーにより効果的に関与・協力できるよう、また事務局キャパシティー向上を図るものである。
ワシントンDC 84,425ドル、2年間。


国際学生会議(ISC)

「第8回日米韓三極フォーラム」
ISCは、3カ国の若者間のコミュニケーションを強化するために、2013年にこの三国間フォーラムを立ち上げた。このフォーラムでは、大学生リーダーの相互の関心事について、ブリーフィング、インタラクティブなセミナー、及び座談会形式の討議が行われた。
ワシントンDC $22,000


NPO Knox English Network

「リーダーズ・エンパワーメント・イニシアティブーグローバル・トーク」
日本の英語学習者とアメリカの日本語学習者をオンラインプラットフォームでつなぐプログラム。ハーバード大学やブラウン大学などの米国の大学生がスパーリング相手となり、共通の社会課題につき繰り返しディベートを行うことで、日本の学生が国際的な視野を身につける機会を提供する。
東京、日本 2,600,000円