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ウェンディ カトラー

カトラー氏は、Asia Society Policy Institute(ASPI)のワシントンDC事務所にヴァイスプレジデント兼マネージングディレクターとして2015年11月に就任。アジアでの貿易と女性のエンパワメントに関する課題に取り組む主導的イニシアティブについて、行動するシンクタンクとしての活動を強化しワシントンでのASPIのプレゼンス向上に注力。ASPIに加わる前は、アメリカ合衆国通商代表部(USTR)の外交官及び交渉者として30年にわたる素晴らしい経歴を持つ。直近では、米国通称代表部代理を務め、アジア太平洋地域における一連の米国通商交渉と各種イニシアティブに取り組む。日本との二国間交渉を含む環太平洋パートナーシップ(TPP)協定を担当。
 
USTRとして他にも、米中の通商関係、アジア太平洋経済協力(APEC)フォーラム、米国とインドの通商政策フォーラムを担当。また、米・韓自由貿易協定(FTA)の米国首席代表でもあり、電気通信、自動車、半導体などにおける日本との幅広い二国間協定を交渉した。WTO金融サービス協定や複数のウルグアイ・ラウンド協定の米国通商担当者として幅広い多国間貿易交渉を経験する。 USTR以前は、政府商務部において貿易問題に従事。 
ジョージタウン大学外交スクール修士号とジョージ・ワシントン大学学士号を取得。既婚、子息がひとり。