米日財団(USJF)は、12月4日(木)の夕刻、ワシントンD.C.に新たに開設した本部のオープニングを記念するレセプションを開催しました。
レセプションでは、駐米日本国大使の山田重夫氏が挨拶を行い、ビジネス、政策、芸術、ジャーナリズム、非営利セクターなど、さまざまな分野から100名を超える関係者が来場しました。
当日は、財団の米日リーダーシップ・プログラム(USJLP)ネットワークに集う多様な才能を紹介する場ともなりました。音楽家のティファニー・トンプソン氏(2025, 2026)とチャド・キャノン氏(2022, 2023)は、トンプソン氏作曲の楽曲をギターとヴァイオリンのデュオで演奏しました。また、館内の壁面には複数のフェローによる作品が展示され、来場者はUSJLPフェローが執筆した書籍が並ぶ書棚を閲覧したほか、ネットワークメンバーが作曲・演奏した楽曲を紹介するリスニングルームも訪れました。提供された日本酒は、テネシー州の酒蔵「Proper Sake」によるもので、同社はバイロン・スティザム氏(2024, 2025)が運営しています。
この建物は、Transpacific Future Center(TPFC)という新たな組織によって運営されています。TPFCは、公共政策やソーシャルな課題について議論する場を提供するとともに、ビジネスリーダーとの交流を促進し、日米関係のみならず地域全体における連携を推進する「つなぎ手」として、分野横断的に活躍する次世代リーダーを支援することを目的としています。
米日財団は同建物の主要テナントとして入居しており、TPFCは今後、志を同じくする団体向けのコワーキングスペースとしての活用に加え、次世代の日米専門家、日米同盟と関わるインド太平洋地域の専門家、さらには十分に機会が届いてこなかった地方地域の専門人材を支援するためのスキル開発プログラムの拠点として整備していく予定です。
写真提供:Jeff Song