ロサンゼルス・ドジャースの社長兼CEOであるスタン・カステン氏が、米日財団の理事に就任しました。
「スタンを当財団に迎えることができ、大変嬉しく思います。また、彼と共に両国における当財団の認知度と影響力を高めるべく取り組んでいけることを楽しみにしています」と、米日財団のローレンス・K・フィッシュ理事長はコメントしています。「現代の日米関係において、ドジャースは単なるスポーツ・フランチャイズという枠を超え、今やアメリカ人と日本人が互いに結びつくための新しい革新的な方法の象徴となっています」。
「米日財団の理事団に招待されたことを嬉しく思います」と、カステン氏は言います。「日本は、仕事でもプライベートでも私にとって親しみ深い国です。慈善活動、革新、そして最終的には繁栄というこの組織の価値ある大志を推進する機会を得たことは、私にとって非常に意義深いことです。」
カステン氏が2012年に社長兼最高経営責任者(CEO)に就任して以降、ドジャースは2024年の優勝を含め、過去5回のワールドシリーズで2回の優勝をおさめています。過去50年間でメジャーリーグのどのチームよりも多くの勝利、ポストシーズン出場、そして地区優勝を果たしたカステン氏ほど、野球界で成功を収めたチーム幹部はいません。
ドジャースは慈善活動にも積極的に取り組んでおり、ロサンゼルス・ドジャース財団の活動と地域社会への影響が評価され、2020年にはESPNのスポーツ・ヒューマニタリアン・チーム・オブ・ザ・イヤーに選ばれました。
カステン氏は、野球、バスケットボール、ホッケーの数多くの球団のオーナーシップ委員会のメンバーを務めた経歴の持ち主で、また、ネイスミス・メモリアル・バスケットボール殿堂の元理事でもあります。
1999年には、メジャーリーグのアトランタ・ブレーブス、NBAのアトランタ・ホークス、NHLのアトランタ・スラッシャーズの3つの異なるチームの社長を同時に務めるという、スポーツ界初の偉業を達成しました。
2023年に設立されたプロフェッショナル・ウーマンズ・ホッケー・リーグの諮問委員会の主導的役割や、女子テニスチーム大会のビリー・ジーン・キング・カップの変革など、カステン氏は常に限界を押し広げる活動を続けています。
ドジャースと日本のつながりは長く深いものです。1995年にパイオニア的投手であった野茂英雄選手と契約を結んだことで、多くの日本人選手がメジャーリーグに進出する近代の先駆けとなりました。現監督のデーブ・ロバーツ氏は、海軍軍人であるアメリカ人の父親と日本人の母親の間に日本で生まれ、アジア系として初めてワールドシリーズでチームを率いる監督となりました。
日米関係の改善を目的として1980年に設立された米日財団は、これまでに1億ドル以上の助成金を交付し、両国から500人のフェローが参加する日米リーダーシッププログラムを運営しています。
カステン氏は、フィッシュ理事長、伊藤公平副理事長、ウェンディ・カトラー、リチャード・E・ダイク、小林りん、近藤正晃ジェームズ、サンタ・オノ、妹島和世、ドナ・タノウエ、田代桂子とともに、米日財団の理事に就任します。
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