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エルブリッジ・コルビー氏(USJLP 2010-2011)が国防次官(政策担当)に指名

作成者: USJF|2025/01/07 2:05:13

ドナルド・トランプ次期大統領は、エルブリッジ・A・コルビー氏(USJLP 2010-2011)を国防総省の政策担当国防次官に指名しました。上院の承認を経て、コルビー氏は国防長官に戦略、計画、国際同盟に関する助言や支援を行う重要な役割を担う予定です。

コルビー氏は、米日財団のUS-Japan Leadership Program(USJLP)のネットワークメンバーであり、熟練した国家安全保障の専門家です。2017年から2018年にかけて国防次官補(戦略・戦力開発担当)を務め、2018年の国家防衛戦略(National Defense Strategy)の主要な設計者として知られています。この画期的な文書は、中国の台頭がもたらす戦略的課題を強調し、それに応じて米国の防衛政策を再定義しました。

政府を離れてからは、新アメリカ安全保障センター(Center for a New American Security)の防衛プログラム部長として活動し、また大国間競争を専門とするシンクタンク「マラソン・イニシアティブ」(The Marathon Initiative)の共同設立者として、防衛政策の形成に影響を与え続けています。

トランプ氏が米国の同盟国に軍事費の増加を求めている中で、コルビー氏も日本に対してGDPの少なくとも3%を防衛に割り当てるべきだと繰り返し主張しています。これは、日本政府が掲げる2027年までに防衛費をGDPの2%に引き上げる計画を大幅に超えるものであり、多くの日本の防衛アナリストが現実的ではないと見ています。2023年10月、彼はX(旧Twitter)で「なぜ日本は今、防衛にGDPの3%を費やしていないのか?」と疑問を投げかけ、12月には日本経済新聞の記事で「2027年までにGDPの2%に増やすという現行目標では不十分だ」と改めて指摘しました。 

コルビー氏は、トランプ政権の閣僚となるマイク・ウォルツ氏(USJLP 2016-2017)や、米国日本の政治の場で活躍する多くのUSJLPフェローたちに加わる形となります。