米日財団は2017年10月29日、森重昭氏に米日財団功労賞を授与しました

2017年10月29日東京

森重昭氏は、2017年10月29日に東京で開催された米日財団理事会において功労賞を受賞しました。

米日財団は、米国と日本の人々の友情と理解を促進することに貢献した日米の人々を称えるために、2005年に功労賞を創設しました。財団の理事が賞の受賞者を選び、授与された受賞者に敬意を表して、本人の指定する米国または日本の非営利団体に助成金を交付します。今年は、Asia/America New Music Instituteに助成金が授与されました。

過去の功労賞受賞者には次の方々が含まれます:
中曽根康弘 内閣総理大臣 1982-1987、トーマス S フォーリー 駐日米国大使 1997-2001、大河原良雄 駐米日本国大使 US 1980-1985、山本正 前日本国際交流センター理事長、ウォルター F モンデール大使第42代米国副大統領 1977-1981駐日米国大使1993-1996、ロビンチャンドラーデューク 元駐ノルウェー米国大使 米日財団創立者、豊田章一郎 豊田自動車株式会社 名誉会長、槇原 稔 三菱商事株式会社 特別顧問 日米文化教育交流会議(CULCON)委員長、エズラ F ヴォ―ゲル教授 ヘンリー・フォード二世社会科学名誉教授 ハーバード大学 ;ニュー・オリンズGitter-Yelen Art Study Centerの眼科医で創始者のKurt A. Gitter博士

James W. Lintott会長が森氏の第二次世界大戦中に広島で捕えられたアメリカ人捕虜を研究し続けた情熱と功績を称え、功労賞を授与しました。

森重昭氏は、彼の本「原爆で死んだ米兵秘史」と広島と長崎の原子力に殺害された捕虜の研究について、国際的な注目を集めている日本の歴史家です。彼の本は2016年にノンフィクションの菊池寛賞(日本の出版界のピューリッツァー賞に匹敵する)受賞し、同じ年にジャパンプレスクラブから特別賞を受賞しました。彼はPaper Lanternsというアメリカのドキュメンタリー映画(Barry Frechette監督、日本ボストン協会製)の主人公です。森氏は1945年8月に原爆で死亡したアメリカ軍人の為に長年努力してきました。2016年5月27日の広島記念平和公園で、バラク・オバマ大統領の歴史的演説の直後、大統領が森氏に直接感謝の意を表明しました。 森氏とオバマ大統領との出会いの写真は、国際報道機関の報道ですぐにトップニュースとなり、日米の和解の象徴的なイメージと考えられています。

1937年3月29日に広島で生まれた森氏は、「原爆被害者」です。1945年8月6日、森氏は辛うじて死は逃れましたが、彼の小学校は原爆によって破壊され教師や生徒達は亡くなりました。森氏は自宅近くにある別の小学校に移ったばかりで、爆弾が街のほぼ全部を瞬時に破壊したときその学校に向かうところでした。広島と長崎の破滅を目撃した多くの被爆者の方々と同様、将来の核兵器の使用を防止するための反戦プロジェクトに積極的に取り組んでいます。


森氏は米日財団会長より功労賞を受賞しました。

 

 

 


米日財団の理事であるキャロライン・ケネディ前大使との写真