米日財団は2014年4月3日、カートA.ギッター博士に米日財団功労賞を授与しました

ニューヨーク州 ニューヨーク 2014年4月

米日財団では、日米間の友好及び相互理解を促進することに生涯をかけて貢献した米国人及び日本人を称える米日財団功労賞を2005年に創設しました。受賞者は当財団理事会により選任・表彰され、多くの場合、受賞者の栄誉を称え、10,000ドル相当の助成金が米国または日本の非営利組織に対して交付されます。今年はギッター氏の母校、ジョンズ・ホプキンス大学の東アジア研究プログラムに助成金が送られました。

過去の功労賞受賞者には次の方々が含まれます: 中曽根康弘 内閣総理大臣 1982-1987、トーマス S フォーリー 駐日米国大使 1997-2001、大河原良雄 駐米日本国大使 US 1980-1985、山本正 前日本国際交流センター理事長、ウォルター F モンデール大使第42代米国副大統領 1977-1981駐日米国大使1993-1996、ロビンチャンドラーデューク 元駐ノルウェー米国大使 米日財団創立者、豊田章一郎 豊田自動車株式会社 名誉会長、槇原 稔 三菱商事株式会社 特別顧問 日米文化教育交流会議(CULCON)委員長、エズラ F ヴォ―ゲル教授 ヘンリー・フォード二世社会科学名誉教授 ハーバード大学

アレクサンダー・モンロー博士から表彰された功労賞は、ギッター氏の江戸時代(17世紀初期―19世紀中頃)における日本美術への造詣と情熱が広く認められました。彼は個人で所有している日本美術コレクションの展示会や出版物、学術調査などを通して、米国人の日本文化理解に顕著な貢献をされました。とりわけ注目すべきことですが、従来の受賞者全員が政治外交やビジネス分野における功労者であったのに対し、ギッター氏は芸術分野における初の功労賞受賞者となりました。

ギッター氏はニューオーリンズで著名な眼科医・網膜外科医、ルイジアナ州立大学医学部及びテュレーン大学の臨床学教授です。ギッター氏は主要な日本芸術作品のコレクターの一人としても広く認識されており、ニューオーリンズ美術館の理事会メンバーを三十年間務めています。さらにジョンズ・ホプキンス大学、フリーア&サッカラ―ギャラリー美術館理事、ボストン美術館の視察委員でもあります。

ギッター氏とアリス・イェレン・ギッター夫人は、日本の芸術作品や、独学で芸術家となったアメリカ人の作品を保存・研究する為にギッター・イェレン財団を1997年に創設しました。彼らの絵画、彫刻、陶磁器のコレクションを研究する為に世界中から100名以上の著名な学者や新進気鋭の研究者が同財団スタディーセンターを訪問しています。

ギッター・イェレン財団の日本芸術コレクションはアメリカ、日本、オーストラリアにある多くの美術館で展示され、2014年の夏にはイスラエルでの展示も予定されています。

Gitter Award
ギッター博士が米日財団のジム・リントット会長並びに、アレクサンドラ・モンロー理事から財団功労賞を受賞される。

 

 

 

Gitter Group Photo
ギッター博士、米日財団ジョージ・R・パッカード理事長とともに, 同財団授賞式にて。